UR賃貸の探し方見つけ方から実際の契約手続きまでの流れをご紹介。初心者でも分かり安くご紹介します。
応募資格はありますか?ご自身が基準を満たしているか確認を!
民間の賃貸住宅でも審査があるように、一定以上の条件が揃わないと公共住宅でもお申込み応募はできません。つまり応募資格がないということになります。まず始めにUR賃貸の応募資格についてご説明します。ご自身で確認してみましょう。難しそうなイメージや収入面や家族構成で応募できないのでは?と思いがちですが、意外と幅広い方が応募できます。
お住まいになる方の人数の条件、家族構成は?
単身者でもDINKS、多家族でも可能です。最近ではルームシェアもできるお部屋もあります。
所得の制限は?
・所得の上限の制限はありません。
・物件(部屋)により基準の月収額がありますので、その基準値を超えている必要があります。主に基準月収額は下記の通りです。
単身者の場合
月25万円以上あれば概ねお申込みができます。ただし家賃が20万円以上の物件は40万円以上必要となります。
基準月収とは?
源泉徴収書の支払金額の年収を12ヶ月で割ったものですので、月収の手取り金額ではありません。例えば手取り18万で年収360万は30万円の計算です。一度計算してみましょう。なお自営業などで確定申告をしている方は年間の所得を12ヶ月で割った金額です。
収入が基準月収額に満たない場合でも以下の条件でお申込みできます。
まず基準月収の1/2以上あることが条件です。それで、勤務先または親族から家賃補給を受けるのが前提で、補給額との合計額が、基準月収額の1/2以上であれば問題がありません。ここで家賃補給という言葉が出ましたが、民間で賃貸住宅を契約されるとき連帯保証人が必ず必要となります。意味合いとしてはそのような意味合いです。契約時の書類審査時に書類が必要です。
基準月収1/2を満たしてない単身者でも以下の条件で更にお申込みができますので諦めないでください。
・申込日現在において、満60歳以上の方。
・障がい者の方
・満18歳以上の学生の方
・配偶者のいない世帯の方
・妊娠している単身者の方。
・配偶者のいない方と満20歳未満の被扶養者である子の同居世帯。
・貯蓄額が基準月収の100倍
同居人、家族で応募の場合
・概ね25万から40万円の基準月収額が主になります。
・単身者同様にお申込み本人が基準月収額1/2以上あれば同居する方を家賃補給者とすることができます。例えば基準月収額が40万円の場合本人が月収23万で同居人が17万円あれば申込み可能です。
お申込み、応募形式を理解しよう
資格基準が満たしていた方は、次はUR賃貸のお申込みや応募形式についてのご紹介となります。
UR賃貸住宅のお申込みは抽選と先着順募集の2種類です。
抽選物件は主に今後出てくる新築物件が対象となります。そのほかに定期的な抽選募集で高齢を対象にした高齢者優良賃貸の募集などになります。 そのためほとんどの物件は先着順でのお申込みとなります。ただし一部既存物件で空きが出たときに前もって抽選を行うことあります。
抽選物件のメリット
メリットは新築募集が多く、手順が分譲マンションを探すような感じで現地でモデルルームを見学して希望の部屋タイプにお申込みができます。全て空いているため細かな違いも比較でき好みのお部屋を選んでからの抽選参加ができます。
抽選物件のデメリット
抽選なので当選しないと入居できないということ。先着順に比べ入居までに時間がかかります。
先着順のメリット
空きがあれば入居できる手軽さと入居までの時間が短縮できることでしょう。新築物件でも一通り抽選を行い余った部屋のみが先着順で募集をするということもありますので一概に既存物件のみではありません。
先着順のデメリット
完全な新築募集がないということです。
希望する物件を探し募集しよう
抽選募集について
高齢者対象(60歳以上)の高齢者優良賃貸住宅ですが、定期空家募集でエントリーをする必要があります。定期募集は、毎月20日から26日を申込期間として募集を実施しています。ただし募集期間にならないとどの団地のどの部屋の募集がかかるかは分かりません。
新築物件の募集は、UR都市機構のウェブサイトより事前に建築中の物件募集情報が掲載されています。募集期間にならないと情報が開示されないものもありますので興味があればこまめにUR都市機構のウェブサイトを確認しましょう。
先着順について
早い者勝ちの先着順ですが、こだわる事もできれば妥協して即入居ができるもの特徴です。
先着順は部屋単位での募集となりますので、同じ間取りでも4階は希望ではなく、12回の最上階が希望となりますと空くまで調べることが必要かつ空いたらお申込みまでしなくてはなりません。空いていても他の人がお申込みしたら終わりです。仕組み自体はこのようになります。
先着順の空家を調べる方法としてまず、UR都市機構のウェブサイトになりますが、手軽に調べられることもあり便利です。空きがあれがお申込み内覧の予約もできます。
ただし、全てインターネットで空室が出ているかといいますとそうではありません。現地案内所などがあるとまず現場優先となります。現地案内所はネットに出る前のもの情報もあり、空き予定として現地にこられた方に紹介しています。そのためその時点でお申込みをされてしまいますとサイト掲載の前に賃貸契約が成立となるわけです。時間がある方は頻繁に現地案内所まで足を運ぶと良いでしょう。
お申込みをすれば、内覧もできますしその後気に入らないのであれば辞退することもでき、また、先着順の空き家を調べるという流れです。辞退したからといって特にペナルティーがあるわけではありませんので気に入った物件がみつかるまでがんばりましょう。
入居する為のコツ
抽選は何度もエントリーをすることが重要です。
※ただ昔のような何百倍という倍率は最近あまり聞きませんし、UR都市機構での発表でも物件や間取りにもよりますが数倍程度という物件もありました。
先着順はUR都市機構ウェブサイトで空き家を調べるのではなく、時間があれば現地案内所に足を運び空き家を調べる。
最後までこのページをお読みいただきありがとうございます。最後になりましたが完璧な物件を見つけることは運やタイミングもあります。しかしなかなか出会うことは少ないのかなと思います。それでは予算(賃料)を上げればと良いと思いますが、なかなか思うような物件は見つかりにくいと思います。それは、予算をあげるとまた、それに見合った物件でないといけないという考えが生じるからだと思います。
ただそのようなの中で色々な物件があることを”知る”ことは重要であり、より良い物件やより希望の物件へのめぐり合わせの可能性を高くしてくれると思います。その色々ある物件の中のひとつが民間の賃貸でもありUR賃貸や公共住宅などになりますが、「公共住宅」というだけで都営住宅なのか都民住宅なのか公団?UR賃貸なのかを詳しく理解していない方が多いようです。そのような人がこのページを知って参考にていただき少しでもUR賃貸のことを理解し、物件探しに役立てたいただくことができればうれしく思います。